新築時にしておくべき災害対策とは!

台風19号による千曲川決壊の様子

【一日も早く通常の生活が取り戻せますよう心からお祈り申し上げます】

まずは、この度の台風15号、19号により被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

今回この書籍を作るにあたり、被災された方々が不愉快な思いをされないように配慮したつもりですが、もしそのようにお感じになられる方がおられましたら、大変申し訳ございません。

 

今回2度の台風により、各地に大きな爪痕を残しました。

また。15号は風による影響、19号は雨による影響でした。

それぞれ対策が異なることになりますが、総じて新築時の対策と考えたときに

何をしておけば良かったのでしょうか?

 

【大きく3つの対策が挙げられます】

一つ目は土地の対策です。

ご存じの方も多いと思いますが、各自治体には洪水ハザードマップや、土砂災害ハザードマップというものがあります。

これは土地の高さと川や海の水面高さ、山の高さを計測したうえで、その危険が及ぶ区域を詳細に表した地図です。この地図は精密な測量によって行われているため、非常に正確です。今回の台風19号で被害を受けた川崎市高津区でも、ハザードマップの予測はほぼ一致しています。昨年の岡山県真備町の例でもピタリでした。

このようにまずハザードマップを見て水害や、土砂災害の影響が少ない土地を選ぶのが良いでしょう。また、液状化が起きにくいところのチェックも必要です。液状化現象とは地質が砂地で地震の際に水分を多く含んだ砂質土が地表に噴出し、地盤が柔らかくなってしまう現象です。これは東京都の場合などは、東京都建設局のHPで見ることができます。ご紹介したアプリ(標高わかーる)なども並行して利用すると良いでしょう。

→ http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/jigyo/tech/start/03-jyouhou/ekijyouka/index.html

 

 

二つ目は、建物の工法による対策です。

日本の戸建て住宅は9割が木造によるものです。環境への配慮や住まい心地、経済性を考慮すると、この先も大きく変わることはないでしょう。

ですが、被害にあってしまう多くの住宅はその木造住宅です。なぜか?

それは木造だから被害を受けるのではなく、その作り方に問題があるのです。

前述の土地に対する配慮や対策をきちんとした上であれば、建物の作り方を工夫することでその被害は劇的に少なくなります。水害に対しては、床の高さを上げる、逆流防止弁付きの排水管を使う、エアコン室外機は直置きにしない、気密性をしっかり確保した外壁、屋根を施工する等です。

また風や地震に対しては何と言っても地盤の補強工事(くい打ちなど)をすること、構造計算をすること、屋根の重さを出来るだけ軽いものにすることなどが挙げられます。

もちろん設計時にこうした検討をしたうえで、過剰に施工する必要はありませんが、今現在被害にあっている住宅は「ここまでやらなくても大丈夫でしょう」という過去の経験則からの発想によるものかもしれません。ですが今は想定外の災害に備えるためにはやっておいて損はありません。

 

三つめは、ライフライン対策です。

水と電気です。この二つがあれば、多少の不自由はあっても生活はできます。

このため新築時の対策としては一番に太陽光発電と蓄電池です。現在は蓄電池の容量がまだまだ小さいため、電気自動車(日産リーフのような)を備えても良いでしょう。

日中、太陽が出ていればある程度の電力が確保できますし、使用しなければその分蓄電池に蓄えることが出来ます。

断水に備えて、湯船に水をためておく対策を考えても良いのですが、地震はいつ起こるかわかりません。また、飲み水にも使えるようにと考えたときには屋外設置型のエコキュートや電気温水器がお勧めです。これらは常に300400Lの水が溜まっています。また、最悪電力供給が途絶えても非常用のコックから水を出すことも可能です。

 

その上で、食料や電池の買い置きを確認したり、薬や、スマホの充電をしておく、車の燃料を満タンなどの対策が生きてくるのです。

 

【自然に対し謙虚でありたい!】

さて、ここまでは出来る対策があるのです!ということをお伝えしてまいりましたが、残念ながらそうならない現実もあります。例えば、建て替えの場合は住み慣れたその土地で建てるわけですから、ハザードマップを見ても、現実がわかるだけでその対策はとれません。せめてこうしたリスクは承知したうえで、対策していきたいものです。

もっと言うと、我々がこうして提案できる対策は、何処までいっても自然の驚異に対しては無力です。どうしてそんなことを言うのか?いや、それくらい謙虚であるべきだと言いたいのです。そもそもこうした台風の脅威やゲリラ豪雨、原発の事故は人類が自然の浄化能力を超えてCO2を排出し続けた結果によるものです。

ですので、本当の根本対策はここにあるのです。

先日、ニューヨークで行われた環境行動サミットで発言されたグレタ・トゥーンベリさんの言葉が真意です。

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自分の成長を
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全く知識がなく何から相談を・・・と思っておりましたが、だんだん話が通じるようになる成長を感じることが出来ました。今では専門家のような言葉の使い方が出てしまいます!おかげでメーカー担当者との話はとてもスムースでした。ありがとうございます。

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突然のご連絡でしたが、高松さんが優しくサポートしてくださり助かりました!知人にもぜひお勧めしようと思います。